eラーニング ICT支援員養成講座とは

特定非営利活動法人情報ネットワーク教育活用研究協議会(略称JNK4 代表:永野和男 聖心女子大学名誉教授)とハイパーブレインが共同で開発した、ICT支援員として学校で働くことができるようになるための自己研修(eラーニング)です。

ICT支援員養成講座画面
ICT支援員養成講座画面

2023年4月20日 リニューアル

「ICTの基礎知識」と「教育現場に必要な知識」を結びつけ、ICT支援員に必要な実践スキルの獲得を目指す自己研修型eラーニングコースを2023年4月20日にリニューアルいたしました。

多種多様なニーズの「根幹」を網羅

ICT支援員が受ける要望は、自治体や現場によって異なります。現場のリテラシーも様々で、ICT支援員はICTの知識に加えて教育現場ならではの事情や法規制についての知識、現場の教員とのコミュニケーション能力なども求められます。

ICT支援員養成講座では、情報ネットワーク教育活用研究協議会(JNK4)が開発したカリキュラムに基づき、永野和男氏(聖心女子大学名誉教授)が監修してICT支援員に必要な能力を網羅しました。

必要な分野を選んで、知識を強化

ICT支援員としてすでに活躍している方のスキルアップはもちろん、これからICT支援員を目指したい方やICTの基礎から学びたい方、教員を目指す方、ICTの知識が必要だと感じている教員の方にも対応した3コースをご用意しました。ICTの基礎や活用技術、教育現場に関連する法規、マネジメントの基礎など、必要な知識分野を選んで学べます。

対象者受講数受講料
Aコース
情報技術基礎+
情報システム運用コース
・ICTの基礎知識を強化したい
・デジタル技術の活用方法について知りたい
・ITパスポート資格を取得したい
全26回5400円
Bコース
ICT支援員自己研修コース
・ICTの基礎知識は持っている
・学校教育のICT活用に必要な知識を得たい
・ICT支援員になりたい
全32回7900円
Cコース
情報技術基礎+
ICT支援員自己研修コース
・ICTの基礎知識を得たい
・学校教育のICT活用に必要な知識を得たい
・教員採用試験に合格したい
・ICT支援員になりたい
全45回10700円
※価格は全て税込み/受講期間はID発行から1年間/教育機関・研修機関向け一括購入プランあり

A:情報技術基礎・情報システム運用コース

  • すでにICT支援員として活動しており、ICTの基礎知識の強化が必要だと感じている
  • 教員として学校で働いており、ICTの基礎知識が必要だと感じている
  • ITパスポート資格の取得を目指す学生

デジタル技術の基礎を広く学び、ICTや情報システムを活用した仕事の発展を目指す方に向けたコースです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が定義する「IT人材に求められるITスキル標準(ITSS)V3」のレベル1に相当し、全課程の受講によってITパスポート資格受験相当の知識と、上級者の指導のもとで業務の分析やシステム化を支援するための基礎知識を獲得します。

「A1」コースで情報技術系、「A2」コースでマネジメント・ストラテジ系の学習をします。各課程で確認テストや総合評価テストを受験し、合格レベルに達すると修了認定書が発行されます。

企画・制作 情報ネットワーク教育活用研究協議会
      株式会社ハイパーブレイン

監  修  永野和男(聖心女子大学名誉教授)
      榎本竜二(情報ネットワーク教育活用研究協議会)

A1.情報技術の基礎知識(全13回)

情報技術領域から、情報のデジタル化とアルゴリズム、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベース、セキュリティ等の基礎を学習します。

A2.情報システムの管理・運用(全13回)

マネジメント・ストラテジ領域から、企業における経営戦略と担当業務の連携、システム開発のライフサイクル、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査等の基礎を学習します。ITパスポートのシラバス6に対応し、AIやブロックチェーンなどの先端技術に関する知識も得られます。

B:ICT支援員自己研修コース

  • ITパスポート資格や基本情報処理技術者資格は持っている
  • ICT支援員として学校で働きたい
  • ICT支援員認定試験に合格したい

ICT支援員として学校で働くために必要となる、学校や教員、教育情報化、法令などについて学べるコースです。「B1」から「B4」の4コースに分かれ、修了後はICT支援員認定試験受験レベルの知識が得られます。学校現場のリアルを知り、実践的な技能を学ぶコースです。

企画・制作 情報ネットワーク教育活用研究協議会 ICT支援員評価研究プロジェクト
      株式会社ハイパーブレイン

監  修  永野和男(聖心女子大学名誉教授)
      小田和美(情報ネットワーク教育活用研究協議会)

B1.学校・教育とその支援(全8回)

教員養成の仕組みや教育に関する業務の種類、教員の役割、教員研修の計画・実施の支援、自治体のポリシー、学校の実態に応じたICT支援員の役割などを学びます。

B2.知っておくべき教育情報化の知識(全8回)

情報のデジタル化、ネットワークの仕組み、構成機器、学校のネットワーク構成、ネットワークトラブル対応、ソフトウェアやアプリの種類、データの共有と管理などについて学びます。

B3.知っておくべき法令・ポリシー(全8回)

学校組織の特徴、労働基準法・業務範囲、ハラスメント、学校教育法、学習指導要領、著作権法、情報セキュリティポリシー、個人情報保護法などについて学びます。

B4.授業・学習とその支援(全8回)

教育課程・指導案等の理解、GIGAスクール構想(一人一台端末)における学習支援、情報活用能力の育成、情報モラル教育、プログラミング教育など、現場における様々な学習支援の在り方について学びます。

C:情報技術基礎+ICT支援員自己研修コース

  • ICT支援員になりたい
  • ICTの基礎から学び、ICT支援員認定試験に合格したい
  • 教員採用試験の合格を目指す教育学科生

Aコースの「A1.情報技術の基礎知識(全13回)」とBコース「ICT支援員自己研修コース(全32回)」を合わせたコースです。

近年、教育情報化や学校DXの必要性の高まりを背景に、知識を持つ教員の需要が増しています。そのような中で、教員採用試験でICT関係資格を加点対象とする自治体が出ており、教育情報化コーディネーター検定やICT支援員認定などが対象とされています。

CコースではICTの知識を1から学び、その上で学校教育現場に活かす方法を知ってICT支援員認定試験の合格を目指します。これから教員採用試験の合格を目指す方やICT支援員を目指す方、ICT支援員とコミュニケーションを取る教員の方に必要な知識をまとめて学習できます。

「学校のICT活用」に必要な専門知識の学習を支援

過去にも「学校の現場にICTの知識が不足しているなら、民間企業のシステムエンジニアが学校現場を支援すればいいのではないか」という案はありました。

しかし「公共の教育機関としての役割に基づき、未成年の情報を取り扱って、学習にICTを活用する」という活動は、民間企業のビジネスとは全く異なります。ICT支援員認定試験で学校の機能に関する知識が問われるのは、学校のICT活用には別の専門性が求められているためです。

現在、全国で3万を超える小中高等学校のほぼすべてがICT支援を必要としています。その需要を満たし、教育の情報化を実現する実務家として、ICT支援員の専門性が期待されています。

お申し込み・お問い合わせ

Aコースカリキュラム

A
情報技術基礎
コース
カリキュラム


◆受講期間◆
ID発行から
1年間
A1 情報技術基礎

情報のデジタル化とアルゴリズム、
ハードウェア、ソフトウェア、
ネットワーク、データベース
およびセキュリティに関する
基礎的な知識を学習します。
A1-1 コンピュータ上での情報表現
A1-2 プログラミングの役割
A1-3 コンピュータの種類と構成する装置
A1-4 ソフトウェアの種類と役割
A1-5 システム処理形態と処理形式
A1-6 マルチメディアとヒューマンインタフェース
A1-7 ネットワーク技術の活用①
A1-8 ネットワーク技術の活用②
A1-9 データベースの技術①
A1-10 データベースの技術②
A1-11 情報セキュリティ対策①
A1-12 情報セキュリティ対策②
A1-13 総合評価
A2情報システム運用


担当業務の連携、
システム開発のライフサイクル、
プロジェクトマネジメント、
サービスマネジメント
およびシステム監査などの
基礎的な知識を学習します。
A2-1 情報化の変遷と規格の標準化
A2-2 業種別、業務別の代表的なシステムの概要
A2-3 企業活動と企業会計の基本用語
A2-4 情報化戦略を策定するために必要な基本用語
A2-5 情報システム戦略の目的と考え方
A2-6 業務要件定義と解決策の検討
A2-7 企業規範と身近な法律用語
A2-8 ソフトウェア開発のプロセスの作業概要と手順
A2-9 代表的なソフトウェア開発手法の概要
A2-10 情報化におけるプロジェクトの種類とプロジェクト進行の手順
A2-11 システム運用に関する基本用語
A2-12 システム監査の必要性
A2-13 総合評価

Bコースカリキュラム

B
ICT支援員
自己研修
コース
カリキュラム


◆受講期間◆
ID発行から
1年間
B1

学校・教員と
その支援
B1-1 教員養成の仕組み(教員免許状)
B1-2 教育に関わる業務と教員の役割
B1-3 教員との連携
B1-4 教員研修の計画・実施への支援
B1-5 教員へのアドバイス(初心者・苦手な教員・活用教員)
B1-6 ホームページ作成の支援
B1-7 自治体のポリシーと学校の実態に応じた支援員の役割
B1-8 学校支援に関するその他の仕事
B2

知っておくべき
教育情報化の知識
B2-1 情報のデジタル化
B2-2 ネットワーク(インターネット)の仕組み
B2-3 ネットワーク構成機器
B2-4 学校のネットワーク
B2-5 ネットワークトラブルと適切な対応
B2-6 仕事で利用されるソフト・アプリ
B2-7 ファイルの共有と管理
B2-8 まとめ・確認テスト
B3

知っておくべき
法令・ポリシー
B3-1 学校組織の理解
B3-2 労働基準法等・業務の範囲
B3-3 ハラスメント
B3-4 学校教育法(憲法⇒教育基本法⇒学校教育法)
B3-5 学習指導要領
B3-6 著作権法
B3-7 情報セキュリティポリシー
B3-8 個人情報保護法
B4

授業・学習と
その支援
B4-1 年間計画・教育課程・指導案等の理解
B4-2 学習の目的に応じた授業の支援
B4-3 情報活用能力育成を目的とした学習支援
B4-4 情報モラル教育の学習支援
B4-5 プログラミング教育と学習支援
B4-6 GIGAスクール構想と一人一台の学習端末
B4-7 メディアセンターとこれからの学習支援
B4-8 まとめ・確認テスト

料金体系(税込み)

アカウントは入金確認日から1年間有効

受講料個人受講
※税込み
10~19アカウント20~29アカウント30~39アカウント40~49アカウント50~74アカウント75~100アカウント
A
情報技術基礎・情報システム運用コース
5,400円4,900円4,700円4,500円4,200円3,800円280,000円(総額)
B
ICT支援員自己研修コース
7,900円7,400円6,900円6,400円5,700円4,900円350,000円(総額)
C
ICT支援員自己研修(含む情報技術基礎)コース
10,700円9,900円9,100円8,500円7,900円6,600円480,000円(総額)

申込の流れ

申込

料金支払い

個人認証(修了証の真正性を保つため)

受講

申し込みコースの最終評価合格

修了証

注意事項

  • eラーニング受講中の通信パケットについては受講者のご負担となります。ご了承ください。
  • 動作環境: Google Chrome Microsoft Edge Safari

※全て最新版でお願いします。
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