調べ学習でのちょっとしたアイディア

【基本情報】

【授業計画】

O小学校6年生は修学旅行の事前学習として5時間程度を使い「修学旅行のしおり」の作成を行っています。

ここでは、旅行会社で配布されたパンフレット、観光案内書、インターネットで調べた情報をノートに切り貼りして作成を行います。

今回インターネットでの調べ学習を行うにあたり、先生から「調べ学習をすると子ども達は何十枚も印刷するだけで、内容を吟味することなく印刷することに満足してしまっている。調べ学習の何か良いアイデアはないか」とのご相談がありました。

そこで、ブックマークのショートカットを保存することで　必要なデータにいつでもアクセスできるようにして、本当に必要な内容であるかを十分に吟味してから印刷を行うことをご提案しました。

【授業内容】

子ども達は、3年生からコンピュータを使った調べ学習をしており、操作やキーワードの入力は問題なく行うことができます。
授業開始とともにさっそく調べ学習を開始しました。

しかし、今回の調べ学習の対象である「京都・奈良」は有名な観光地であるため情報があふれすぎていて切り分けに苦労している様子でした。そこで、

• ・個人が作っているサイトでは、見どころや個人的な感想などを見る。
• ・観光協会のサイトでは、アクセス方法、割引チケットなどの観光に必要な情報などを得る。
• ・寺院等のオフィシャルページでは、拝観料や開館時間など間違えてはいけない大切な情報を調べる。

など情報を切り出すコツのひとつである発信元に合わせて見方を変える方法をアドバイスとして伝えました。
授業の中盤になり、ある程度調べ学習が進んで印刷の要求がではじめたところでブックマークのショートカットの保存方法の説明を行いました。

子ども達は、授業の終了まで調べ学習を行い、必要なページについてはブックマークのショートカットを保存して今回調べた内容を次回以降の学習に活用できるようにしました。

【授業を終えて】

「今までは、調べ学習は1時間で完結していたが、ブックマークのショートカット保存することで継続して調べ学習ができる様になった。目からウロコのアイデアだった。」とお話しがありました。
今後も、ちょっとしたICT活用のちょっとした技をお伝えすることで子ども達が自ら考えるお手伝いをしていきたいと考えています。

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