Scratchの楽しさを共有したい! 支援員がお届けするプログラミング教育のご支援です

ICT支援員Aです。今月よりこの支援員日記を担当することになりました。よろしくお願いいたします。

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ところで皆さんはScratchをご存じですか?
宝くじではありません。米国のMITメディアラボが開発した子ども向けのプログラミング言語です。
2020年以降小学校でもプログラミングが必修化されますが、それを意識?してNHK教育TVでもこのScratchの番組が始まっています。

NHK for School 『Why!?プログラミング』
http://www.nhk.or.jp/gijutsu/programming/

たまたま私は3年ほど前からこのScratchを趣味として楽しむようになりました。
元々プログラミングの専門家ではなく、始めたいがために独学で勉強をしました。
技術的にはあまり進歩がないレベルですが、プロジェクト(Scratchでの作品の総称)のアイデアを思いつくと夢中になってしまいます。
『支援員日記』を通して、Scratchの魅力や楽しさをお伝えし、皆さんと情報の共有ができると嬉しいです。

Scratchは数学も英語も習っていない小学生でも、パズルを組み合わせるような簡単な操作でプログラムを組めるのが特徴です。
用意されたキャラクターをパラパラ漫画のように自由に動かして、簡単にゲームやアニメ、音楽などを作成できます。

誰でも経験があると思いますが、プロジェクトが完成すると、他の誰かに見せたくなります。
『共有』ボタンで公開すると、世界中で同時に見ることができ、子どもたちから ☆(お気に入り)や ♡(好き)ボタンのクリック、あるいはコメントを残してもらえます。
全参照数を確認することができます。

それなりに満足感がありますが、残念なのは私の近くの人たちとこの嬉しさを共有できないことです。ICT支援員を始めたのはこれがきっかけでした。
ところがまたまた残念! 支援員を始めて1年が経ちましたが、プログラミングの要素はまだ授業にはありません。
先日、年度最後の授業支援の終わりに、私のプロジェクトを子どもたちに見せました。
ほんの15秒ほどですが、子どもたちは画面を食い入るように見ていました。
「やったー!」子どもたちと楽しさを共有できました!!!

『ROBO君から"1年間ありがとう"』
https://scratch.mit.edu/projects/146092684/
※音声が流れますので音量にご注意ください

実は先生方の方が熱心でした。
画面のごく間近に寄ってご覧になっていました。放課になると途端にいろいろとご質問やご意見をいただきました。
「Scratchの画面ってこんななのですか。楽しそうですね。」「学校でもすぐに始められるのですか。」「作業はむずかしいのでしょうか。数年後これをやらなくてはいけないので不安です。」等々。
プログラミング教育の必修化の影響があるのだなと思いました。
ご不安はあると思いますが、少なくともScratchについては、操作は難しくありません。早くみなさんと楽しさを共有したいと今からわくわくしています。

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このような形で今後も月1回お届けしようと思います。
行政職の皆さまには「プログラミング教育」の1つの手段としての「Scratch」について知っていただくきっかけになればと思っております。
ご意見、ご質問等をどうぞよろしくお願いいたします。

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