グラフ作成の面白さとわかりやすさに気づかせるご支援

【基本情報】

学年:5年
教科:総合的な学習の時間
教材:マイクロソフトエクセル
内容:エクセルでのグラフ作成

【授業計画】

O小学校5年生は「総合的な学習の時間」で環境学習を進めており学校では毎年年度末に、これらの学習の成果を地域の方々に発表しています。
今回の支援にあたり、担任の先生から「年度末の発表資料の作成時に調査データをグラフ化したいので、今のうちにマイクロソフトエクセルの学習を行っておきたい」とのご要望がありました。
そこで打ち合わせを行い、以下の学習目標を立てて支援を行いました。

  • 1 マイクロソフトエクセルで基本的なグラフの作り方が習得できる
  • 2 5年生までに学習した算数の知識を活かしてデータの性質にあった適切なグラフを選択できる
  • 3 今後1年間の総合的な学習において数値に関心を持って調査を行うことができる

また本授業では児童の興味を引き出すために、以下の様な暮らしに身近なデータを事前に用意しました。

  • ・学校内の各教室の大気汚染度の比較データ
  • ・市内の年間の気温と降水量のデータ

【授業内容】

はじめにグラフの必要性を理解してもらうために、数字データとグラフの比較例(fig1)。を提示して検討を行いました。子ども達は、
「数字だと読むのに時間がかかる」
「グラフだと将来どうなるかが分かる」
などグラフの活用に関心を持った様子でした。

次にマイクロソフトエクセルの操作方法を説明して基本的なグラフを作成しました。
さらに、これらのグラフの種類や色・形状などを変更して、「相手に伝えるためのグラフ」を完成させていきました。
授業のまとめとして完成したグラフを友達同士で見せ合い、意見の交換を行いました。
「はじめは難しいと思ったけれども、自分で書くよりずっと簡単だった」
「同じグラフなのに色が違うだけで全然ちがう感じがしてびっくりした」
など意見が聞かれました。授業の様子を見学に来られた校長先生も子ども達が作成したグラフの完成度の高さに感心されていました。


グラフはわかりやすいという図

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