校務の情報化の目的を明確にするとより効果的です

カテゴリー: 2020教育の情報化に関する手引き   パーマリンク

皆さんこんにちは

2019年12月に教育の情報化の手引きが発行されました。
GIGAスクール構想が立ち上がり、それに伴った内容に書き換えていたため公開が遅くなったとのことです。本編254ページ、付録も合わせると360ページという超大作なので、要所要所を確認しながら読んでいきましょう。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html
教育の情報化のイメージ

 今回は教科等の指導におけるICTの活用についてご説明しする予定でした。手引きの84ページから179ページまでを占める各教科の先生方にとって重要な内容です。
 ただ、行政職の皆様にとっては、教科の内容と密接に関わっているため、先生方のお仕事を理解するという点でぜひ読んでいただきたい部分ではあるのですが、今回は手引きをざっとおさらいし、行政職の皆様がお仕事をするうえで必要な内容を深く読んでいきたいため、第5章校務の情報化の推進に行きたいと考えます。

 まず校務の情報化の目的が述べられています。
 働き方改革が真っ先にあります。勤務時間管理、業務改善・効率化への支援として統合型校務支援システムの導入の必要性が書かれています。

 勤務時間まで管理できる統合型校務支援システムは全国どれくらいの自治体に入っているのだろう、と思いますが、全て一つでできると便利なことは間違いないですね。行政職の皆様としては、システムが巨大化すればするほどコストはかかるわけですから、本当に必要な機能について先生方とご一緒に検討する機会をぜひとも作っていただければと思います。
 負担軽減は喫緊の課題です。ただ、統合型校務支援システムを導入しさえすれば万事解決、というわけでないこともご理解いただいていると思います。
 ご自分の自治体で、どういうことが課題で、統合型校務支援システムで何が解決できるか、きちんと考えていく必要があるわけですね。
 HBI通信でも詳しくお伝えした統合型校務支援システム導入のための手引きにて、共同調達や導入までの道筋をご確認ください。手引きにも、そちらを参照するように案内があります。
 その際に、あらためて強調されているのが

  • ・運用ルールの見直し
  • ・カスタマイズ

 についてです。
 システムと現状の運用ルールが全く同じというわけにはいきませんから、歩み寄りが必要です。そして、よりシステムに歩み寄ると、業務が標準化され、異動しても業務しやすくなる等のメリットがあるということが述べられています。
 カスタマイズもある程度必要ですが、あまりにカスタマイズしすぎると、システム化した意味がなくなってきます。運用ルールもそうですが、「異動先で同じ仕事のやり方ができる」というのは非常に大きな意義を持ちます。
 その学校のやり方を一から覚える、なんてことが現在の忙しい先生にできるわけがありません。よって、カスタマイズは最小限、できるだけ運用ルールをシステムのルールに合わせる、ということについて行政職の皆様と先生方とで擦り合わせが行えるといい、ということですね。

 また、セキュリティ・個人情報保護への対応も忘れてはなりません。
 各自治体のセキュリティポリシーを先生方にも理解していただき、便利になったシステムから簡単に情報を持ち出して自宅でセキュリティの確保されていない状態で仕事をする、ということが発生しないようにすることが大切です。

 次回は、教師に求められるICT活用指導力等の向上についてお送りします。
 何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。