カリキュラムマネジメントも情報モラルも、ずっと必要だと言われています

カテゴリー: 2020教育の情報化に関する手引き   パーマリンク

皆さんこんにちは

2019年12月に教育の情報化の手引きが発行されました。
GIGAスクール構想が立ち上がり、それに伴った内容に書き換えていたため公開が遅くなったとのことです。本編254ページ、付録も合わせると360ページという超大作なので、要所要所を確認しながら読んでいきましょう。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html
教育の情報化のイメージ

 今回は、情報活用能力の育成のためのカリキュラム・マネジメントについてご説明します。
 カリキュラム・マネジメントの3つの側面として以下のものが挙げられています。

  • ・各教科等の教育内容を相互の関係で捉え,学校教育目標を踏まえた教科等横断的な視点で,その目標の達成に必要な教育の内容を組織的に配列していくこと。
  • ・ 教育内容の質の向上に向けて,子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき,教育課程を編成し,実施し,評価して改善を図る一連のPDCAサイクルを確立すること。
  • ・ 教育内容と,教育活動に必要な人的・物的資源等を,地域等の外部の資源も含めて活用しながら効果的に組み合わせること。

 

 これを、情報活用能力育成に係るカリキュラム・マネジメント及び一連の流れとしては、HBI通信でもお伝えしたように、主に準備期、実践期、改善期と検討していく例が示されています。
情報活用能力育成のためのカリキュラム・マネジメントモデル

教育の情報化に関する手引き P33より引用
https://www.mext.go.jp/content/20191219-mxt_jogai01-000003284_002.pdf

続いて第4節「学校における情報モラル教育」が述べられています。一時期インターネットの闇、という表現がよく使われていましたが、情報モラル教育は情報活用能力を身に付ける上でも重要です。
 手引きにも「児童生徒が自他の権利を尊重し情報社会での行動に責任を持つとともに、犯罪被害を含む危機を回避し、情報を正しく安全に利用できるようにするため学校における情報モラル教育は極めて重要である」とある通りですね。学習指導要領にも総則に情報活用能力(情報モラルを含む)という記載があります。
 また、児童生徒のインターネット利用の実態として、4点まとめられています。

  • ① 児童生徒のインターネット利用について,スマートフォンのみならず,タブレットやゲーム機などの機器を利用することで早期からインターネットを利用する傾向にある。
  • ② インターネット利用の内容として,情報検索だけでなく,SNS や動画視聴の利用が多くなっている。これにより,インターネットを過度に使用してしまう「ネット依存」や「使いすぎ」に該当する児童生徒が増加することが懸念される。
  • ③ SNS の利用増加により,家族や友人だけではなく,知らない人とのメールやメッセージのやり取りが容易になっている。これにより,インターネット上で知り合った人とのトラブルにつながることが懸念される。
  • ④ インターネットの利用時間やトラブル経験について,人により認識が異なることが指摘されている。つまり,インターネット上でのトラブルにつながる問題行動について,「トラブルを起こしてしまうかもしれない」という自覚がないまま,インターネットを利用している可能性が考えられる。

 手引きには「このような傾向から、情報モラル教育には、即座に出会うかもしれない危険をうまく避ける知識を与えるとともに、一方では情報社会の特性の理解を進め、自分自身で的確に判断する力を育成することが求められる」とあります。
 即座に出会ってしまう可能性がある、というところが悩ましいところですね。例えば夜の繁華街に出ていかない、というのは指導しやすいことですが、普通にインターネットを閲覧しているだけで危険に出会う可能性があるわけです。

 次回はこの続き、情報モラルについてもう少しお送りします。
 何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。