手引き追補版についてご説明します

皆さんこんにちは

2019年12月に教育の情報化の手引きが発行されました。そして、その後のICTを取り巻く状況の大きな変化に対応して、2020年6月に追補版が発行されました。要所要所を確認しながら読んでいきましょう。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html
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今回は、追補版はどこが変わったか、についてご説明します。

追補版概要https://www.mext.go.jp/content/20200611-mxt_jogai01-000003284_011.pdfによると
特に第4章と第7章を追補したとあります。
第4章では・学習場面に応じたICT活用の分類例(10の分類例)のイラストの追加と・特別支援教育におけるICTを活用した学習場面のイラストを追加、とあります。
具体的にイメージできるようにイラストが追加された、ということですね。

第7章は・「GIGAスクール構想」を踏まえたICT環境整備について追記、ICT環境 整備に向けた具体的モデル例の更新 とあり、現在進行中のGIGAスクール構想を踏まえたうえでのICT環境整備、ということが非常に重要視されていることがわかりますね。
また、・遠隔教育の推進に遠隔教育の推進に資する著作権法改正(授業目的公衆 送信補償金制度)について追記 とあり、これは新型コロナウイルスに対抗するための手段ということもわかります。

昨年から世の中が激動していますね。
例えば、昨年の今頃、「日本はラグビーワールドカップでスコットランドに勝つし、東京オリンピックは延期になるよ」と言ったらどれだけの人が信じたでしょうか。あるいは「子どもたちに1人1台端末が配られるよ!」と言ったら熱でも出たのか、幻覚でも見ているのかと本気で心配されたでしょう。それだけ、少し先の未来も分からないのが現在なのです。
ですからこそ、このGIGAスクールで得られた機会を絶対に逃さず、チャンスの女神の前髪をつかんで離さない勢いで活用しまくる未来を描かないといけません。

また、平井聡一郎先生が仰っていて気づきましたが、明治以来初めて日本全国で一斉に学校が休校になるという新型コロナウイルスの脅威はまだまだ継続中です。ですが、ICTの力があれば、学び続けることができる環境を作ることができるのです。
今年度末には1人1台が実現します。実現したら、オンラインで授業を実施する練習を普段からしておく必要があります。

リンクはどこに貼られるのか?ツールは何を使うのか?そのツールはどのように使うのか? 学校に一緒にいる間に練習をしておくのです。それと併せて、「どうやってオンライン授業にたどり着くか」考えることのできる子どもたちを育てる、ということも重要ですね。そして、子どもたちを育てるのは先生です。先生がそれらを考えることができる環境を整えるのが、行政職の皆様や私ども教育支援のための業者です。
それを考えながら、次回から追補版の第4章と第7章を読んでいくことにしましょう。

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