令和の日本型教育とは13

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)が令和3年1月26日に中央教育審議会より出されました。

この答申を少しずつ読んでいきましょう。今までチュウキョウシントウシンとカタカナで聞こえていた内容が、中教審答申と漢字で聞こえるようになるように、行政職の皆様も知識を蓄えていっていただければと思います。

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本日は第1部総論の4「令和の日本型 学校教育」の構築に向けた今後の方向性」を読んでいきましょう。

(5)感染症や災害の発生等を乗り越えて学びを保障する では、今まさに世界中で直面している、「学校に突然行けなくなる事態」についての学びの保障について書かれています。

新型コロナウイルス感染がこんな重大事になるとは世界中の誰も思っていなかったと思います。が、学校には行けなくなり、休校が長期にわたりました。これを機に、子どもたちの意識向上だけではなく、トイレの乾式化・洋式化や特別教室等への空調設備の設置等の議論も高まっているのは悪いことではありません。皆さんのオフィスに和式トイレしかない、暗くて狭いトイレしかない、という状態で仕事の効率が上がりますか? どうして子どもたちなら「我慢して使え」になるのかわかりませんが、既に時代は「勉強できるなんてありがたい」をとっくに通り越しているのです。「国の将来の財産である子どもたちに対して教育すること」は国家戦略としてとても重要で、そのために環境を整えていく必要がありますね。何度も言いますが、空調の整備もトイレの整備も必要最低限です。皆さんが働く職場に空調がなくて平気ですか? 大人こそ体温調節機能等が発達しているのですからまだ体温調節機能が未発達の子どもたちにこそ空調設備は重要です。

答申では、このことを最初に持ってきています。てっきり休校時の話かと思ったのですが、きちんと重要事項の優先付けを行ってくれているんだな、と感じました。

そして次の話題は臨時休業です。やむを得ず実施する場合も、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門スタッフや、市町村、児童相談所、警察等の関係機関との連携をはかることが書かれています。何を想定しているか、というと、虐待の防止ですね。ほかにも、答申のここでは触れられていませんが臨時休業に伴って、小さな子供がいる家庭での「親が休めない」事情への配慮や、「親が休んだ結果職を失った、収入が減った」等の問題にも対処する必要はあります。感染対策のために人の流れを制限するのは必要な措置ですから、そのために起こる様々な事象に行政は取り組んでいく必要がある、ということですね。

続いて述べられているのは、感染症に対する差別や偏見、誹謗中傷等を許さない、ですね。正しい知識で恐れることが大事なので、憶測に基づく噂話などはするべきではありません。学校がどれだけ心を砕いて対応をしているのか、ということについては地域や保護者と連携し、活動を知ってもらい、家庭での行動にもつなげてもらう、ということができるといいですね。

今まさに起こっている事象ですから、対応も手探りになってしまう部分がどうしてもあります。だからこそ、通信が発達しているこの時代、良い施策は共有して、効果的な事例を活用して、対応していくことができるようになるといいですね。

次回は第1部総論の4「「令和の日本型 学校教育」の構築に向けた今後の方向性」の続きを読んでいきます。

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