健康面への配慮も考える必要があります

カテゴリー: 2020教育の情報化に関する手引き   パーマリンク

皆さんこんにちは

2019年12月に教育の情報化の手引きが発行されました。そして、その後のICTを取り巻く状況の大きな変化に対応して、2020年6月に追補版が発行されました。要所要所を確認しながら読んでいきましょう。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html

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本日は追補版第7章 ICT活用における健康面への配慮についてご説明します。

保護者や地域の方が心配するのは、この「健康面」での配慮ですね。手引きにも、ICT活用が進めば、ICT機器を取り扱うことが増加し、健康面に配慮した取り組みを進めていくことが重要、とあります。

以下の4点についての健康面での影響が掲載されています。

  • 1 目の疲れなど視覚系への影響
  • 2 姿勢などの筋骨格系への影響
  • 3 疲労への影響
  • 4 心理的な影響

実際に現場から出た声が掲載されていて、なるほど、そうだろうなと思うことばかりです。これらについて、専門家の知見なども踏まえ、手引きで解説されています。

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1 教室の明るさ

暗すぎるところ、極端に明るいところで大型提示装置や学習者用コンピュータの画面を見ると、目の疲労を早める可能性があるということで、教室内の明るさを均一にすることで防げる、とされています。

ただ、教室の明るさを一定にすると言っても難しいところがあります。

カーテンにより映り込みを防止する、というのが現実的です。児童生徒が自主的にカーテンを引いたりあけたりできるように指導しておくといいですね。

照明を大型提示装置周辺だけ消したほうが見やすいのであれば、それをすればいいですし、教室の照明を改修する場合は、反射防止対策を施すことも考慮したほうがいい、ということを建築課等の首長部局と共有しておけばいいですね。

 

2 大型提示装置

これが見えにくいと目の疲労が増します。反射具合は変化するため、教師は反射を極力抑えるように配慮する必要があります。

大きく分けて、映り込みの防止と、文字が見やすくなるようへの配慮として、白地に黒文字ばかりではなく、「ポジティブ表示」等が選択できるなら選択することもできるようになっているといいですね。

 

3 学習者用コンピュータ

GIGAスクール構想で一人1台入り、更に学習者用デジタル教科書を多くの児童生徒が使うようになれば、特にタブレット型のパソコンは画面が見づらいと疲労しやすくなります。

姿勢を正して使うことや、使いやすさへの配慮をすることも必要ですが、例えば机を購入する際には、昔からあるサイズではなく、最近出ている大きめのサイズを選ぶことも選択肢に入れるといいでしょう。

これらの改善のポイントで示した内容をチェックリスト形式で整理したものが、「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」に掲載されているとのことです。確認していただくと、より安心かと思います。

また、気になる保護者や地域の方にも、これらのことに留意していますよ、という説明資料として使えますね。

さて、長らく追補版の手引きをご紹介してまいりましたが、次回からは授業目的公衆送信保証金制度についてご紹介していきます。よろしくお願い申し上げます。