肢体不自由のある児童生徒のICTの活用

カテゴリー: 2020教育の情報化に関する手引き   パーマリンク

皆さんこんにちは

2019年12月に教育の情報化の手引きが発行されました。そして、その後のICTを取り巻く状況の大きな変化に対応して、2020年6月に追補版が発行されました。要所要所を確認しながら読んでいきましょう。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html

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本日は追補版第4章 肢体不自由のある児童生徒のICTの活用についてご説明します。

手引きでまず述べられているのは、適切な支援機器の適用と、きめ細かなフィッティングが必要、ということです。どんな子供にも適切な支援機器が必要ですが、肢体不自由のある児童生徒の場合、より工夫が必要になりますね。手引きにもありますが、同一部位の障害であっても、実際に情報機器や支援機器を身体の状態等に合わせて利用する場合などは、ニーズにより微妙に必要なものが異なります。また、身長が伸びた、時間が経過して可動範囲が変わった、体調が変化した等で微妙に変わってきます。

ICT機器は、肢体不自由のある児童生徒の手足を伸ばします。もちろん他の全ての子どもたちの手足を伸ばすのですが、例えば、今まで文字が自力で書けなかったために、思いを伝える方法が限られていた子供が、入力装置を得たために自分の好きな時に好きなように文字が書ける、というのはとても大きな喜びです。我慢しなければならなかったことが、我慢せずに済むのはとてもとてもうれしいことです。

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Why equality is not the same as equity  US Department of State

https://yali.state.gov/why-equality-is-not-the-same-as-equity/ より引用

同じ支援をするのではなく、必要なところにはより合った支援を、という概念をよく表している図ですね。日本語のサイトでは公的なところがこれらの概念を言っているのを見つけられなかったので、アメリカ国務省の一部分を見つけてきました。

最近のOSにはユーザーのアクセシビリティをあげるための様々な機能が搭載されています。それらを使うことも工夫の一つですね。複数のキーを同時に押さなくても済むような設定や、マウスを使わずにキーボードだけで操作できる設定等、確認すると使えそうなものがたくさんあります。児童生徒と話し合いながら、良いものを選んでいけるといいですね。

 

Windows: https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/products/windows-default.aspx

MAC: https://www.apple.com/jp/accessibility/mac/

次回は、病気療養中の児童生徒のICTの活用についてお送りします。