情報活用能力の整理の方法の一つが示されました

皆さんこんにちは

「次世代の教育情報化推進事業「情報教育の推進等に関する調査研究」成果報告書」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1400796.htm の1つである
情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf についてご説明させていただきます。

本日は 第2章 第2節 IE-Schoolにおける実践研究を踏まえた情報活用能力の体系的な整理について と 第3節 情報活用能力の育成のための学習内容の整理 のご説明をさせていただきます。
ご支援が花開くイメージ

情報活用能力の体系表例が以下のように分類されています。
情報活用能力の整理

情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-P12より引用
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf

三つの柱であるA 知識及び技能 B思考力、判断力、表現力等 C学びに向かう力・人間性等ごとに整理されています。
この事業で行われる要素をそれぞれ分類し、例示されているので、先生方の考えるヒントになりそうですね。
この体系表に基づいて、ステップ1からステップ5として5段階、何をできるようになれば良いか、ということがP14からP15の見開きのページで例示されています。
発達段階をイメージして作成しているとのことですので、先生はご自分の学校の子供たちの育成状況の目安として使えるでしょうし、行政職の皆さんはこれを参考にして、ご自分の自治体でどのようにどの力をつけていくか、という考えのヒントになると思います。
ステップ1が小学校低学年の段階をイメージし、ステップ5が高等学校修了段階ということですので、ステップ2は小学校中学年、ステップ3は小学校高学年、ステップ4は中学校というところでしょうか。
具体的に提示されていますので、情報活用能力を身に着けさせたい、というときのヒントになると思います。
なお、この報告書ではステップ4までの例示とされています。

第3節の情報活用能力の育成のための学習内容の整理では、情報活用能力の育成に関わる事例を整理し、4つに分類しています。
これらは情報活用能力を育成するための、想定される学習内容と位置付けられています。

  • ・基本的な操作等
  • ・問題解決・探求における情報活用
  • ・プログラミング(本事業では問題解決・探求における情報活用の一部として整理)
  • ・情報モラル・情報セキュリティ

表にもまとめられています
情報活用能力を身に着けるための能力

情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン-平成29年度 情報教育推進校(IE-School)の取組より-P17より引用
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/06/11/1400884_1_1.pdf

先生方個人がこれらの分類を行うのは非常に大変な仕事ですが、もともとある分類されたものをたたき台に、よりよいものに作り上げていくことについては先生方はとてもお得意だと思います。
まとまった知見が国から提示されるというのはとても素晴らしいことですね。

次回からは第3章のご説明に入っていきたいと思います。
何かご質問、ご意見等ございましたら是非お聞かせください。
よろしくお願い申し上げます。

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